賃貸の法人契約のメリットは?
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法人契約には、基本的に家主にとっても借主にとってもメリットが大きいです。ここで言う、法人契約とはある程度知名度のある法人をさします。
家主にしたらこの会社に勤めている社員だから安心だという先入観も多少ありますが、実際のところも単に一般の方に貸すよりは法人が保証しているようなものですから非常に大きな安心感があります。
何より、家賃の滞納等の心配がありません。但し、持っている賃貸を全て同じ法人に貸してしまうとその法人が撤退したときに一気に空室が増えてしまうのが唯一のデメリットといえます。
また、普通の賃貸契約ですと借りる人が変わるたびに契約をしなおしますが、法人契約ですと、基本入替特約をつけるのが通常で新入社員が数年間だけは社宅として利用できるなどの制度がある法人が良く使うのですが、数年後とに入居者を入れ替えることが出来ます。
法人にとっては、いちいち部屋を探す必要が無く、トラブルの有無なども把握しやすく、また、新入社員からしても先輩社員が利用している実績がありますのである程度の安全性が確保されています。
会社の総務等もわざわざ部屋を捜す必要がない分楽が出来ますので法人、家主共にメリットが大きい契約といえます。
唯一、不動産業者は一度しか手数料収入を得ることが出来ないというデメリットがありますが、法人とのお付き合いが出来るというメリットでカバーできています。
賃貸の家賃交渉で気をつけること
4月を目前に家主さんにしたら今が一番不動産の動く時期です。この時期を逃せば転勤等特殊事情で無い限り動きが非常に悪くなりますので家賃交渉も比較的やりやすいです。
皆さんは賃貸を決めるときの費用で家賃交渉をする際何を安くしてほしいと思いますか?
まず、初期費用を低く抑えたいというのが、一番で次に毎月かかる家賃を下げてほしいという希望が多いのではないでしょうか。
ここで、注意したい交渉ですが、退去時に戻ってくる保証金、敷金などは確かに初期費用の多くを占める厄介なものではありますが、文字通り退去時に返還されますのでそれほど交渉しなくても良いと思います。
逆に、保証金を交渉するとお金が無いと思われるので損です。
よって交渉するのは礼金や敷引きの金額です。こちらは、払ったら戻ってきませんので一番もったいないお金のひとつです。
あとは、交渉のタイミングですが、これは賃貸に限らず、もし、この条件を呑んでくれたら契約しますという、書面での交渉が一番効果的です。
なぜなら、業者も、大家さんも、値下げ交渉をされるとそれなりに真剣に考えます。それで了解をしたにも関わらず借りないのでは何の為に悩んだのか分かりません。
そういったことが多い為、通常、値段交渉は書面ベースで行うようになっています。
ただし、ある程度、不動産業者が幅を持っている場合は別です。思い切った交渉はあくまで契約を前提にするようにしましょう。